ヌートバーはなぜ侍ジャパンに選ばれた?日本代表選出理由やWBC出場資格を調査

2023年開催の第５回WBCにて日本が優勝しましたね！

大谷翔平選手をはじめとした侍ジャパン旋風で日本全国大盛り上がりになりました。

その中でも、注目が集まったのが「ヌートバー選手」です。

守備でも攻撃でも度々ファインプレーを見せる姿や、ムードメーカーであり皆から愛されるキャラクターで一気に人気が爆発していますね。

ヌートバー選手は侍ジャパン初の日系選手ですが、なぜWBC日本代表に選ばれたのでしょうか？

そこで今回はWBCヌートバー選手が日本代表に選ばれた理由やWBCの出場資格について調べてみました！

ぜひ参考にしてみてください！

ヌートバーはなぜ侍ジャパンに選ばれた?｜日本代表選出理由を調査

ヌートバー選手といえば「日系選手初のWBC日本代表」という言葉をよく聞きますが、なぜヌートバー選手は侍ジャパンに選ばれたのでしょうか？

ヌートバー選手が日本代表に選出された理由は下記の４点です。

順番にご説明していきますね！

①ヌートバーの明るく愛される人間性

ヌートバー選手がWBC日本代表に選出された際、まだ日本でも知名度が低かったため、ヌートバー選手の起用に疑問を感じる人も少なくはありませんでした。

そんな中で、栗山監督はヌートバー選手のことを「誰もが好きになる人間性だ」と説明していました。

ヌートバーの代表選出を発表した指揮官は、「彼と話したら、もう100％全員が好きになる」とコメント。

※引用：livedoor NEWS

確かに栗山監督の言葉どおり、ヌートバー選手はすっかり日本中から愛されるスター選手になりましたよね！

さらに、ヌートバー選手の人間性は、ファンだけではなく選手たちにも大きく影響していますよね。

ヌートバー選手はベンチでも声を出したり色々な選手に声をかけたりして、常に周りを明るくしている印象があります。

大谷さん大きな３ランホームラン🙂
明るいベンチの様子🌟
たっちゃん楽しそう🎶
#侍ジャパン #WBC
#大谷翔平 #ヌートバー pic.twitter.com/FgOSRMnZYo

— 2896 ﾌｧｲﾄ 4/6ナゴドー (@Yakult22272896) March 12, 2023

大谷翔平選手もヌートバー選手がいると楽しそうですもんね！

そして、なんといってもヌートバー選手といえば「ペッパーミルパフォーマンス」を日本代表に浸透させた人物です！

ペッパーミルパフォーマンスによって、選手たちの一体感もかなり上がっているように思えます。

2023年のWBC侍ジャパンはこれまで以上にチームの空気の良さや一体感といったものを感じますが、ヌートバー選手の存在が大きいですよね！

世界一を目指す上では、チーム一人一人の意識や空気感などが重要になってくると思います。

栗山監督は、世界一を目指すためには、ヌートバー選手のような愛されるキャラが侍ジャパンに必要だと考えていたということですね！

②ヌートバーのプレー姿勢

栗山監督は、ヌートバー選手について、人間性だけでなくがむしゃらなプレー姿勢についても高く評価しています。

彼の、がむしゃらさだったり、そういうプレーというのは、間違いなく日本のチームに大きな勢いをつけてくれているところもあるんでね。

※引用：日刊スポーツ

ヌートバー選手は攻撃でも１番バッターで日本打線の勢いをつけてくれますし、守備でもがむしゃらに飛び込んで好セーブをして侍ジャパンを支えていますよね！

ヌートバーのチームを救う
スーパープレー👏#侍ジャパン
pic.twitter.com/W8GXHZ7gOJ

— 猫輔🌸🇯🇵 (@NekoSuke5_5) March 10, 2023

他の選手たちもヌートバー選手を大きく称えていますね。

栗山監督が言っていたとおり、ヌートバー選手のがむしゃらなプレー姿勢は、侍ジャパンのチームに良い影響を与えていることは間違いなさそうです。

③ヌートバーの実力(センター守備ができる)

栗山監督によるヌートバー選手の評価は、人間性やプレー姿勢へのコメントが目立ちますが、もちろんヌートバー選手の実力自体も侍ジャパンに選ばれた理由の一つと思われます。

ヌートバー選手はメジャーリーグ『カージナルス』に所属しています。

WBCまで日本ではあまり話題になっていませんでしたが、2022年のヌートバー選手の成績は、同じくWBC日本代表に選出された『カブス』所属の鈴木誠也選手と大差ありません。

2022年のヌートバー選手と鈴木誠也選手の主な成績を比較してみました。

打率と打点は、ヌートバー選手が少し下回ってしまいますが、出塁率についてはヌートバー選手のほうが鈴木誠也選手を上回っています！

出塁率が高いヌートバー選手は、勢いをつけるWBCの１番バッターには相応しい選手ですね！

さらにヌートバー選手は今まさに急成長中の選手なので、WBC中により成長すると考えていたのかもしれません。

また、守備の面でもヌートバー選手の力が必要だったと思われます。

侍ジャパンにはセンター守備を出来る選手が必要だと言われていましたが、ヌートバー選手は『カージナルス』で外野の全ポジションに起用されていました。

特に、2022年9月以降、ヌートバー選手は『カージナルス』でセンターを任される機会も増えていたため、侍ジャパンのセンターの戦力としても使えるという決断になったのではないでしょうか。

以上のように、ヌートバー選手の実力は、攻撃面でも守備面でも侍ジャパンに貢献できるということも、侍ジャパンに選ばれた理由であると考えられます。

なお、ヌートバー選手のデビュー以降の成績については、別記事で詳しくご紹介していますので、あわせてチェックしてみてください♪

>>ヌートバーの経歴やメジャー成績まとめ!昔は打てない選手だった!?

④ヌートバーはWBCの出場資格にも当てはまっている

ヌートバー選手は、人間性やプレー姿勢、実力によってWBCの侍ジャパンに選ばれたと思われますが、「日系であるヌートバー選手が日本代表として出場できるの？」と思った方もいらっしゃいますよね。

結論から申し上げますと、ヌートバー選手はWBCの出場資格にも当てはまるため、何の問題なく侍ジャパンに選ばれたというわけです。

では、WBCの出場資格とはどういったものなのでしょうか？

次でご紹介しますね！

ヌートバーはなぜ侍ジャパンに選ばれた?｜WBC出場資格とは?

ヌートバー選手が侍ジャパンに選ばれた理由は、日本代表に相応しい能力を持っていたことはもちろんですが、WBCの出場資格にも当てはまっていたからです。

WBC出場資格についてご紹介していきますね。

そもそもヌートバーの国籍は？

WBC出場資格について解説する前に、まずはヌートバー選手の国籍についてご紹介します。

ヌートバー選手はアメリカ生まれ、アメリカ育ちの「アメリカ国籍」です。

父親はチャーリーさんというアメリカ人、そして母親が久美子さんという日本人で、ヌートバー選手は日本に住んだことがありません。

WBCの出場資格

WBCの出場資格は下記のいずれかに当てはまる必要があります。

WBCの出場資格は、選手本人の国籍だけで決まるわけではありません。

例えば、オリンピックの場合はその国の国籍が必要になりますが、WBCはオリンピックよりも出場資格の幅が広く、両親がその国の出身地であるというだけで代表選手として出場することができます。

もっとざっくり言ってしまうと、選手本人に限らず、両親にその国の「ルーツ」があれば、出場資格が与えられるようです。

ヌートバー選手の場合、先ほどお伝えしたように、国籍はアメリカですが、母親の久美子さんが日本で生まれているためWBC出場資格④に当てはまりますよね！

したがって、ヌートバー選手はWBC出場資格により、日本代表に選出されました。

日本以外でも、ヌートバー選手のように本人の国籍は違うけれど、両親のどちらかに「ルーツ」があるため代表選手に選ばれている例は数多くあります。

２戦目で日本と戦った韓国代表のトミー・エドマン選手も、アメリカ人ですが、母親が韓国出身のため韓国代表として出場しています。

また、イタリア代表で大谷翔平選手とチームメイトのデビッド・フレッチャー選手も、アメリカ人ですが母親がイタリア人のため、イタリア代表で出場しています。

WBC出場資格が緩い理由は？

WBCの出場資格が選手本人の国籍だけに捕らわれない「緩い」規定になっているのは理由があります。

それは、WBCの出場国を少しでも増やすためです。

出場できる代表国の基準を選手本人の国籍だけに絞ってしまうと、アメリカの選手人数が多くなる一方、選手が集められず出場できなくなる国も出て来てしまいます。

したがって、WBCをより国際的な大会にするため、出場資格が緩くなっているんだそうです！

ヌートバーは昔から日本代表に縁があった①ハンカチ王子やマー君と交流経験がある

ヌートバー選手はWBC2023で初めて日本代表として出場しますが、実は以前から日本代表と縁があったんです！

2006年に『U-18 野球日本代表』のメンバーがアメリカを訪れた際に、ヌートバー選手のお家がホストファミリーとして日本代表の高校生2人を迎えたそうです。

謎が解けた。

ラーズ・テイラー＝タツジ・ヌートバー（Lars Taylor-Tatsuji Nootbaar)
※“タツジ”は祖父の名前「達治」から

「僕の名前はラーズ・ヌートバー。日本人です」ヌートバー10歳、突然の“予言”…母クミさんが語る“WBC代表選出の15年前”「あれは本気だったのか」 https://t.co/AURVN8zzJ6 https://t.co/7g3DGMP03X pic.twitter.com/WzO5kiNqjq

— 山端一稔【公式】 (@yamahata1000nen) March 12, 2023

2006年のU-18 日本代表のメンバーの中には、甲子園を沸かせた斎藤佑樹選手や田中将大選手もいて、ヌートバー選手は斎藤佑樹選手らとも交流していました。

ヌートバーがハンカチ王子と出会った頃 pic.twitter.com/CoUKmO7bl9

— zapa (@zapa) March 12, 2023

ヌートバー選手にとっては大きな経験だったようで、斎藤佑樹選手たち日本代表が帰国した後も、帽子のツバを立てて被るなど日本の高校球児の真似をしていたんだそうです。

ヌートバー選手は、小さい頃から「日本代表」と触れ合っていたため、日本に対しての思いが強くなったのかもしれませんね！

ヌートバーは昔から日本代表に縁があった②子供の頃に「日本人です」と宣言していた

ヌートバー選手はU-18の日本代表選手たちと出会った後、リトルリーグのインタビューで「僕は日本人です」「将来は日本の代表選手になりたい」と発言していたんです！

子供の頃の夢が
大好きなお母さんの生まれ育った日本の代表選手になってお母さんと日本のお爺ちゃんを喜ばせたい
ヌートバーいい奴すぎる pic.twitter.com/09K2woI0yK

— ふくちゃん(๑╹ω╹๑ ) (@teradaaaar) March 13, 2023

当時のヌートバー選手は10歳ということで、この歳で「日本代表」への夢があったとは驚きですね！

ヌートバー選手は国籍こそ違いますが、小さい頃から「日本」を身近に感じていたようです。

そして、10歳の時の目標どおり、WBCの日本代表でプレーしているので凄すぎますよね！

まとめ　ヌートバーは人間性や実力とWBC出場資格もクリアして侍ジャパンに選ばれた！

いかがでしたか。今回はヌートバー選手がなぜ侍ジャパンに選ばれたのか、またWBCの出場資格やヌートバー選手と日本代表の縁についてご紹介しました。

ヌートバー選手は、その人柄や能力の高さから侍ジャパンに欠かせない選手であることが分かりました！

さらには幼少期から「日本代表」に対する熱い思いがあったということで、ますます応援したくなりましたよね！

侍ジャパンのWBC優勝に向け、ヌートバー選手の活躍に引き続きエールを送りましょう♪