東京都で「おこめクーポン事業」を開始すると小池都知事から発表がありました。
“おこめクーポン”で米や野菜と引き換え 小池知事「暮らしの安定に」低所得世帯に配布へ #FNNプライムオンライン https://t.co/Wdd2EkED61
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) February 17, 2023
「東京おこめクーポン事業」は「クーポン」とありますが、実質的にはお米の現物支給です。
自治体から東京おこめクーポンを貰えると、お米をはじめ、野菜や飲料などの食品と引き換えられるイメージですね。
お得な事業ですが、あまり詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は東京おこめクーポン事業の申し込み方法や対象世帯などについて調べてみました!
・東京おこめクーポン事業の概要
・東京おこめクーポン事業の申し込み方法
・東京おこめクーポン事業の世帯条件
・東京おこめクーポン事業の利用期間
是非チェックしてみてください!

もくじ
東京おこめクーポン事業とは?
まずは、『東京おこめクーポン』の概要をご説明しますね。
国産の米や野菜、うどん、飲料などの様々な食品と引き換えられる制度
東京おこめクーポンは、対象者にクーポンが配られ、米+野菜、米+飲料、うどん+飲料といった様々なコースから自由に選んで、食品を支給してもらえる制度です。
食料品の物価高への対策として、小池都知事が発表した施策です。
東京おこめクーポンの概要をまとめました!
支給物 | お米をはじめとする9種類の食品コースから選択 ※お米なしのコースもあり |
支給方法 | 現物支給 |
事業開始日 | 2023年2月24日(金) |
事業目的 | 物価高による家庭圧迫への救済措置 |
対象者 | 一定条件に当てはまる低所得世帯 |
事前申請 | なし ※対象世帯には自治体からクーポン(申し込み案内)が郵送される |
申し込み方法 | 専用ハガキ or 専用サイト ※専用サイトは4月1日から申込開始 |
東京おこめクーポン事業は、現物支給の事業です。
対象世帯にクーポンが郵送されますが、このクーポンは実際のお店で使えるものではありません。
クーポンを貰った世帯が食品を申し込み、その後自宅に配送されるという流れのため、引換券のようなものですね。
また、東京おこめクーポン事業はGoToイート事業のように希望すれば受けられる制度ではありません。
では、次から東京おこめクーポン事業の詳細を順番にご説明していきます!
東京おこめクーポン事業の申し込み方法
東京おこめクーポン事業は、どのように申し込めるのでしょうか?
申し込み方法は下記のいずれかを選択できます。
- 専用ハガキから申し込み
- 専用サイトから申し込み
東京おこめクーポン事業を利用するには、まずはクーポンを受け取る必要があります。
クーポンは対象世帯にのみ順次郵送されます!
クーポン受け取り後、申し込みの手続きに進めますが、申し込み方法は「ハガキ」と「専用サイト」の2つからお好きなほうを選べます。
なお、食品コースの中には、専用サイトでの申し込み限定のものもあります!
それぞれの申し込み方法についてご説明していきますね。
専用ハガキから東京おこめクーポン事業への申し込み方法
専用ハガキから東京おこめクーポン事業への申し込み方法は下記のとおりです。
- 郵送されるクーポンを受け取る
- クーポンに同封されているリーフレットを見て申し込むコースを決める
- クーポンに同封されている専用ハガキに希望コースを書いて郵送
- 食品が配送される
申し込みの専用ハガキは、自治体より郵送されるクーポンに同封されています。
同じく同封されているリーフレットに食品コースの一覧が書かれていますので、その中からお好きなコースを選び、ハガキに記載しましょう。
ハガキにて申し込み後、約1か月後から食品の配送が始まるそうです。
食品は2~3回に分けて配送されます。回数はコースによって異なりますので、コース選択時に確認しておきましょう!
専用サイトから東京おこめクーポン事業への申し込み方法
専用サイトから東京おこめクーポン事業への申し込み方法は下記のとおりです。
- 郵送されるクーポンを受け取る
- クーポンに同封されているリーフレットを見て申し込むコースを決める
- クーポンに記載されているQRコードより専用サイトにアクセスする
- 専用サイトにて希望コースを選択し申し込む ※4月1日より受付開始予定
- 食品が配送される
申し込みの専用サイトは、自治体より郵送されるクーポンに記載されているQRコードよりアクセスできます。
同じく同封されているリーフレットに食品コースの一覧が書かれていますので、その中からお好きなコースを選び、専用サイトで申し込みましょう。
専用サイトでの申し込みは、2023年4月1日(土)より開始される予定だそうです。
ハガキにて申し込み後、約1か月後から食品の配送が始まります。
食品は2~3回に分けて配送されます。回数はコースによって異なりますので、コース選択時に確認しておきましょう!
なお、食品コースの中にある「米+東京都産野菜」は、専用サイトからの申し込み限定のものです。
こちらのコースを選択したい方は、専用サイトから申し込みましょう♪
東京おこめクーポン事業の対象者は?世帯条件を調査
「東京おこめクーポン事業とは?」でご紹介したとおり、東京おこめクーポン事業は誰でも受けられるわけではありません。
では、東京おこめクーポン事業の対象世帯の条件はどんなものなのでしょうか?
東京おこめクーポン事業の対象世帯の詳細は、下記のとおりです。
都内区市町村の住民基本台帳に記録されており、1)2)のいずれかに該当する世帯
1)令和4年度住民税非課税世帯
世帯全員の令和4年度住民税均等割が非課税である世帯2)家計急変世帯
令和4年1月以降12月までに予期せず収入が減少し、世帯員全員の年間収入見込額または年間所得見込額が住民税非課税相当となった世帯※1)2)とも、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金(電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金)の対象世帯が対象です。
※引用:東京都 公式HP
東京おこめクーポン事業の世帯条件で定める「住民税非課税世帯」とは、「所得割」と「均等割」が非課税になっている世帯です。
▼「所得割」と「均等割」が非課税になる世帯の条件▼
ア 生活保護法による生活扶助を受けている方
イ 障害者・未成年者・寡婦又はひとり親で、前年中の合計所得金額が135万円以下(給与所得者の場合は、年収204万4千円未満)の方
ウ 前年中の合計所得金額が区市町村の条例で定める額以下の方
〈東京23区内の場合〉
・同一生計配偶者又は扶養親族がいる場合
35万円×(本人・同一生計配偶者・扶養親族の合計人数)+31万円以下
・同一生計配偶者及び扶養親族がいない場合
※引用:東京都主税局 公式HP
今回の東京おこめクーポン事業の目的は、物価高騰による家庭の圧迫を和らげるためなので、物価高の影響をより大きく受けている低所得世帯が対象世帯になります。
なお、この条件に当てはまる対象世帯は約174万世帯だそうです。
上記条件に当てはまる対象世帯にのみ、自治体よりクーポンが郵送されます。
東京おこめクーポン事業はいつからいつまで?利用期間まとめ
東京おこめクーポン事業の利用期間や申し込みなど、一連のスケジュールをまとめました。
2023年2月24日(金)~4月末 | クーポン郵送開始 |
クーポン到着次第~ ※専用サイトからの申し込みの場合は2023年4月1日(土)~ |
食品コースの申し込み |
2023年3月下旬~ | 食品コースの配送順次開始 |
~2023年9月末 | 食品コース全回数配送完了 |
2月24日から、対象世帯へクーポンの郵送が開始されますが、タイミングは自治体によって異なるため、全ての自治体で郵送が完了するのは4月末ごろまでかかるようです。
※出典:東京都 公式HP
申し込みから食品が配送されるまでには、約1か月かかるため、クーポンを利用して食品を受け取れるのは、最も早い世帯で3月末からになります。
食品は全2~3回にわけて9月末までに配送されるようです。
特にお米を分割して配送してくれるのは嬉しいですよね♪
東京おこめクーポン事業の注意点は?
東京おこめクーポン事業に関する注意点をまとめました。
・対象世帯の条件に当てはまっていてもクーポンが郵送されない場合がある
・専用サイトからの申し込み受付は2023年4月1日以降になる
・食品コースの中には専用サイトでしか申し込めないものがある
順番にご説明しますね。
対象世帯の条件に当てはまっていてもクーポンが郵送されない場合がある
先ほどご紹介した世帯条件に当てはまっていても、税務上の関係で、自治体からクーポンが郵送されない場合もあるようです。
郵送されない可能性があるのは下記にあてはまる世帯です。
(1) 他道府県で国の住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金(電力・ガス・食料品等価格高騰緊急
支援給付金)を受給した世帯で、令和4年10月1日以降に、都内区市町村に転入した世帯(2)国の住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金(電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金)の
対象だが、支給を辞退した等の理由で受給しなかった世帯※引用:東京都 公式HP
対象世帯にも関わらずクーポンが郵送されない場合は、コールセンターに問い合わせて、クーポン配布の請求を行う必要があるそうです。
コールセンターの問い合わせ先は「東京おこめクーポン事業の問い合わせ先」にてご確認ください!
専用サイトからの申し込み受付は2023年4月1日以降になる
東京おこめクーポン事業はハガキか専用サイトから申し込みできるとお伝えしましたが、専用サイトは2023年4月1日から申し込みができます。
一方で、ハガキからの申し込みはクーポンが到着次第すぐに出来るので、場合によってはハガキのほうが早く申し込めます。
食品が配送されるのは、申し込みから1か月程度かかるため、食品をより早く受け取りたい方で、4月1日以前にクーポンを受け取った場合は、ハガキで申し込んだほうがいいかもしれませんね。
食品コースの中には専用サイトでしか申し込めないものがある
申し込み方法はハガキと専用サイトの2種類がありますが、専用サイトでしか申し込めないコースがあります。
それが「⑨お米15kgと東京都産野菜コース」です。
こちらのコースを受け取りたい場合は、必ず専用サイトから申し込みを行ってください!
東京おこめクーポン事業の食品パッケージ(コース)一覧
東京おこめクーポン事業で貰える食品は9つのコースから選択できます。
お米だけのコースもあれば、お米を食べない方のために「うどん+飲料」のコースや、パックご飯のコースなど様々なタイプがありますので、お好きなコースを選択できます!
- お米25kg(2回配送)コース
- お米25kg(3回配送)コース
- お米15kgとカット野菜(水煮)パックコース
- お米15kgと飲料(緑茶)コース
- お米15kgと果実飲料等コース
- 飲料(緑茶)とパックごはんコース
- うどん(乾麺)と飲料(緑茶)と飲料(麦茶)コース
- 飲料(緑茶)と飲料(麦茶)と果実飲料等コース
- お米15kgと東京都産野菜コース ※WEBサイト申し込み限定
全コースをお米がもらえる量によって分別してみました。
もらえるお米の量 | コース名 | 配送回数 |
お米25kg | ①お米25kg(2回配送)コース | 2回 |
②お米25kg(3回配送)コース | 3回 | |
お米15kg | ③お米15kgとカット野菜(水煮)パックコース | 2回 |
⑨お米15kgと東京都産野菜コース ※WEBサイト申し込み限定 |
2回 | |
④お米15kgと飲料(緑茶)コース | 2回 | |
⑤お米15kgと果実飲料等コース | 2回 | |
パックごはん | ⑥飲料(緑茶)とパックごはんコース | 2回 |
お米なし | ⑦うどん(乾麺)と飲料(緑茶)と飲料(麦茶)コース | 3回 |
⑧飲料(緑茶)と飲料(麦茶)と果実飲料等コース | 3回 |
お米をたくさん消費される方向けのコースから、お米をあまり食べない方向けのコースまで網羅されているのは嬉しいですよね!
なお、⑨のコースはWEBサイトからの申し込みのみになりますので⑨を希望する方は、必ずWEBサイトから申し込みをしてください。
東京おこめクーポン事業の問い合わせ先
東京おこめクーポン事業について、何かご不明な点がございましたら、以下の専用ダイヤルへお問い合わせください。
▼コールセンターはこちら▼
TEL:03-5249-3553 ※2/24より開設
受付時間:9:00~18:00まで(土日祝日を含む)
また、東京都のHPに「東京おこめクーポン事業コース」についての概要が掲載されていますので、問い合わせの前にこちらも確認してみてください。
まとめ 東京おこめクーポン事業は世帯条件を確認して利用しよう
いかがでしたか。今回は東京おこめクーポン事業の申し込み方法や世帯条件、利用期間のスケジュールなどについてご紹介しました。
東京おこめクーポン事業は対象世帯が限られていますので、まずはご自身が対象かどうかを確認しましょう。
対象の方は、クーポンが届くのを待って申し込みを行ってくださいね。
とてもお得な制度だと思いますので、今後対象世帯の条件が緩和されていくと嬉しいですよね!
