2023年7月14日から世界水泳福岡2023が開催されて、話題となっていますね。
一番の注目競技と言えば競泳ではないでしょうか?
そして、競泳というと男子競泳選手で話題になっている選手の1人がダビドポポビッチ選手です。
ダビドポポビッチ選手は若い選手で、記録を更新するなど活躍されている水泳界期待の選手です。
そこで、今回はダビドポポビッチ選手の体型が細いのに速い理由やプロフィールなどをご紹介します。
・ダビドポポビッチと他の水泳選手の身長・体重比較
・ダビドポポビッチの体型が細いのに速い理由
・ダビドポポビッチのプロフィールと記録
ぜひ参考にしてください。
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もくじ
ダビドポポビッチは水泳選手のなかでも体型が細い!
ダビドポポビッチ選手は、しばしば「異端」と言われています。
それは、ダビドポポビッチ選手が他の水泳選手と比べて体型が細いにも関わらず、世界新記録を出すなど水泳界の記録を次々に塗り替えているからです。
ダビドポポビッチ選手は身長が190cm、体重が80kgです。
りりぃ
ダビドポポビッチ選手の身長体重だけを聞いても、あまり想像ができませんよね。
では、ダビドポポビッチ選手の体型がどれほど細いのか、他の世界的な水泳選手の身長・体重を比較してみましょう。
身長 | 体重 | |
ダビドポポビッチ | 190cm | 80kg |
イアン・ソープ | 196cm | 104kg |
トム・ディーン |
194cm | 88kg |
カイルチャルマーズ | 194cm | 93kg |
マイケル・フェルプス | 193cm | 90kg |
北島康介 | 178cm | 72kg |
萩野公介 | 177cm | 68kg |
瀬戸大也 | 174cm | 75kg |
確かにダビドポポビッチ選手の体型が細いことが分かりますね。
例えば瀬戸大也選手と比べると、身長は16cmも違うのに体重は5kgしか変わりません。
また、「水の怪物」とも言われる世界的水泳選手のマイケルフェルプス選手は身長193cm・体重90kgということで、ダビドポポビッチ選手とマイケルフェルプス選手は、身長は3cmしか変わらないものの体重は10kgの差があるんです。
次に画像で体格の差を見ていきましょう。
ダビドポポビッチ選手の体型はこちらです。
※引用:AFPBB News
次に、ダビドポポビッチ選手と同じ男子自由形の現役選手でトップクラスの選手の体型をご紹介します。
まずは、リオオリンピック100m自由形の金メダリスト、カイルチャルマーズ選手です。
※引用:BBC News
次に、東京オリンピック200m自由形の金メダリスト、トム・ディーン選手がこちら!
※引用:インスタグラム
こうして世界的トップアスリート同士の画像で見比べると、ダビドポポビッチ選手の体型がどれほど細いかがよく分かりますね!
水泳選手といえば、大胸筋や腕の筋肉が鍛えられているイメージがありませんか?
ダビドポポビッチ選手は、この大胸筋や腕の筋肉あたりが他の水泳選手と比べて細いため、全体的に細くてスリムに見えます。
しかしながら、水泳の記録は上記でご紹介した選手たちに負けない素晴らしい記録を立て続けに出しているんです。
りりぃ
では、そんなダビドポポビッチ選手が、体型が細いのになぜ速く泳げるのか、その理由をご紹介していきます!
【なぜ】ダビドポポビッチ(水泳)の体型が細いのに速い理由は8つ!
なぜ、ダビドポポビッチ選手は体型が細いのに速いのでしょうか?
速い理由は以下の8つだと考えます。
- 泳ぎ方が天才的(泡が出ない・トンボ泳法)
- 効率よく水中を動ける
- 子どもの頃のコーチの指導が凄かった
- 大谷翔平並みのストイックさ
- 哲学書を読むなど研究熱心
- 水に対する感覚が鋭い
- 手足が長い
- 無駄な筋肉が少ない
一つずつご説明していきますね!
①泳ぎ方が天才的(泡が出ない・トンボ泳法)
ダビドポポビッチ選手の体型が細いのに速い理由の一つは「泳ぎ方」です。
ダビドポポビッチ選手は他の選手と比べて、特徴的な泳ぎ方をしているため細い体型でも速く泳げていると考えられており「泳ぎが天才的だ」と称されています。
そんなダビドポポビッチ選手の特徴的な泳ぎ方は下記のとおりです。
- 泡(水しぶき)が出ない泳ぎ方
- トンボのような泳ぎ方
- マイケルフェルプスと似た泳ぎ方
順番に見ていきましょう。
泡(水しぶき)が出ない泳ぎ方
泳ぐ際に水を掻くと泡(水しぶき)が出ますよね。
当然、国際大会で活躍するような水泳選手であっても泡が出るのですが、ダビドポポビッチ選手は水を掻く際に出る泡の量が他の選手と比べてかなり少ないと言われています。
というのも、水を掻く際に泡が出ると、その泡が手についてしまい上手く水を掻けずに推進力が落ちてしまう原因になるそうです。
そこで、ダビドポポビッチ選手はこの泡を極力出さないよう、そして泡を掴まないような泳ぎ方を習得しているため、推進力を落とさずに泳ぐことが出来ています。
ポポビッチの手から出る泡は少ない。“全く泡をつかまない”柔らかなキャッチがタイム短縮に繋がっている。
※引用:THE ANSWER
ポポビッチ選手の泳ぎの特徴の一つとして、「手のかき方」にも注目です。水中で伸ばした手の先に、泡がありません。
(中略)
ポポビッチ選手の泳ぎの場合は、手に泡がつかないことで空気をつかまず水をつかんでいるため、推進力につながっているのです。
※引用:khb東日本放送
方法としては、できるだけ水面に手が出過ぎないように水を掻いているそうです!
ダビドポポビッチ選手が実際に泳いでいる姿を見てみましょう。
200m自由形で世界新記録を出した時の映像です。
確かに、他の選手と比べて、泡(水しぶき)が少ないというか、静かに泳いでいるような感じがしますよね。
ダビドポポビッチ選手は、無駄な泡(水しぶき)を出さずに泳ぐことで、スピードを失速させることなく早く泳げているんです。
トンボのような泳ぎ方
ダビドポポビッチ選手は泳ぐ位置も特徴的だと言われています。
ダビドポポビッチ選手曰く、水面を飛ぶトンボを意識し、なるべく水面に近いところで泳ぐことにより、水の抵抗を極力減らしているそうです。
「トンボが水面ギリギリに飛ぶところを想像する。それが、僕の捉え方だ」
(中略)
ポポビッチ選手は、そんなトンボをイメージして、水面近くで体をフラットに泳いでいます。水面近くは水の抵抗を受けにくいため、スピードアップにつながります。
※引用:khb東日本放送
確かに、なるべくう水面に近い位置で泳いだほうが、水の抵抗や水圧を減らせそうですよね。
そのため、ダビドポポビッチ選手は水面下を飛ぶトンボの姿を想像しながら泳いでいるんです!
マイケルフェルプスと似た泳ぎ方
マイケルフェルプス選手は、オリンピックにおいてバタフライや自由形などで金メダルを獲得した水泳界のレジェンド選手の一人ですが、泳ぎ方が特徴的だと言われてきました。
そして、ダビドポポビッチ選手の泳ぎ方もマイケルフェルプス選手に似ているんです。
ダビドポポビッチ選手は、子供の頃から少し変わったフォームで泳いでいたそうですが、当時のコーチがダビドポポビッチ選手の泳ぎ方はマイケルフェルプス選手の泳ぎ方に似ていることを見つけてくれました。
「ある時、父がコーチに『どうしてダビドはこんな泳ぎ方をしているんだ』と問い詰めた。すると、コーチは2008年北京五輪の男子200メートル自由形で金メダルを獲得したフェルプスの映像を見せた。最初は名前を伏せて『どの選手が勝つと思う?』って。そこでコーチはフェルプスを指し『ダビドと同じ泳ぎ方だ』と。そこで父は納得したんだ。」
※引用:THE ANSWER
こうして、ダビドポポビッチ選手は自身の泳ぎ方を確立していったんですね!
②効率よく水中を動ける
先ほどご紹介した泳ぎ方のように、ダビドポポビッチ選手は体型が細いからこそ、水中でより効率よく動くことを意識しています。
ダビドポポビッチ選手は、例え他の選手よりも筋力が少なくても、水の抵抗を極力減らすことで、速いスピードで効率よく泳げると自信を持っているようです。
筋力の差はスプリントに影響するとも言われるが、「それは関係ない」と一蹴する。「僕が速く泳げるようになる方法を定義するなら、できるだけ少ない努力で、いかに効率よく水の中を動けるか、だ。」
※引用:THE ANSWER
ダビドポポビッチ選手は、体型を言い訳に諦めるのではなく、他の選手よりも細くても勝てる方法を生み出しているんですね!
③子どもの頃のコーチの指導が凄かった
ダビドポポビッチ選手は、子どもの頃から良いコーチのもとで指導を受けられたことも速く泳げるようになった一因だと言われています。
ダビドポポビッチ選手の泳ぎ方がマイケルフェルプス選手に似ていると気づくなど、現在「天才的」と言われているダビドポポビッチ選手の泳ぎ方の基礎は、子どもの頃のコーチが教えてくれたそうです。
今の技術は僕にとっては自然な泳ぎ方で、コーチが完璧にしただけだ
※引用:THE ANSWER
子どもの頃に、自分の個性を活かしてくれるコーチと出会えるなんて幸せですよね。
ダビドポポビッチ選手の今日の活躍には、優秀なコーチの存在がいました!
④大谷翔平並みのストイックさ
体型が細いのに速いダビドポポビッチ選手は、子どもの頃から熱心に練習をしてきた賜物です。
ストイックで知られる大谷翔平選手のように、ダビドポポビッチ選手は子供の頃から水泳と真剣に向き合い、練習を重ねてきました。
ダビドポポビッチ選手のストイックさが伺える練習のエピソードは下記のとおりです。
- 忍耐力を鍛えるために練習
- 40分間休まず泳ぎ続ける
- 水を掻く動きを1万回練習
- 早朝からプールに入って練習
ダビドポポビッチ選手は、体型が細いということもあり、子どもの頃から忍耐力を鍛えていたそうです。
そのため、当時のコーチは、ダビドポポビッチ選手は子どもの頃から同世代の子たちと比べて体力がついていたと明かしています。
ラドゥレスク氏は、10歳だったポポビチが同い年の選手と競った時の姿が忘れられない。25メートルを泳いで最下位が脱落していくレースを「ブービー」でしのぎながら、最後の25メートルで勝った。「彼の前を行く子たちは実力を証明したかったのだろうが疲れ果てていた」。
※引用:時事ドットコム
早朝からプールに入って練習したり、40分間休まず泳ぎ続けたりするのも生半可な覚悟ではできませんよね。
そして、先ほどご紹介したように「泡」が出るのを極力減らす水の掻き方を習得するために、手の動きを1万回ほど練習したそうです。
りりぃ
さらには、睡眠時間を第一に考えるなど子どもの頃から水泳に対する意識が高かったんですね…!
⑤哲学書を読むなど研究熱心
ダビドポポビッチ選手の速さの秘訣は、泳ぎの練習だけではありません。
子どもの頃から哲学書を読んで体の仕組みを理解したり、世界で活躍するために英語を学んだりと、研究や勉強にも熱心に取り組んでいたそうです。
内容に納得しない練習には取り組まないタイプ。昔から体のメカニズムに関する哲学書などを読んでいた。読書や海外の話をするのが好きで、学校では「リトル・グーグル」と呼ばれるほど博識。
※引用:THE ANSWER
このように研究熱心だったダビドポポビッチ選手は「泳ぐ哲学者」とも言われています。
速く泳ぐために、ただ水泳の技術を向上させるだけではなく、きちんと仕組みを理解して論理的に考えられるよう豊富な知識も身につけてきたんですね。
だからこそ、ダビドポポビッチ選手はあの細い体型でも世界で活躍しているということが分かりました!
⑥水に対する感覚が鋭い
ダビドポポビッチ選手は、専門家たちにも「水に対する感覚が鋭い」と評価されています。
屈強な選手がそろう中で細身の体つきが目を引く。体が出来上がっていなくても快挙を遂げた要因を、ラドゥレスク・コーチは「水に対する感覚が鋭い」と指摘する。
※引用:時事ドットコム
他の水泳選手と比べても、水に手を入れた際の感覚が違うそうです。
確かにダビドポポビッチ選手の泳ぎを見ていると、水の抵抗を感じないというか、スーッと水に入り込んでいるような感じがありますよね…!
ダビドポポビッチ選手の速さの理由には、もちろん努力もありますが、「水に対する感覚」といったような天性の才能も影響しているようです!
⑦手足が長い
※引用: ベースボール・マガジン
ダビドポポビッチ選手は、体型は細いですが、身長は190cmと恵まれています。
そして、手足の長さも速く泳ぐ上で有利になっているようです。
腕が長いと、ひとかきで進む距離が長くなります。さらに腕力も加わると、より前に進むことが出来るんです。
また、足が長いと、ひとけりで体が安定します。さらにしなやかさをプラスすると、ヒレのような役割が加わり、泳者のバランスを保ち前に進む力になるんです。
したがって、身長が高く手足が長いと、安定した泳ぎ方・進む距離が長くなる、その結果、速くなるんです。
⑧無駄な筋肉が少ない
ダビドポポビッチ選手は体型が細いとご紹介してきましたが、細いからこそ速く泳げているとも言われています。
なぜなら、ダビドポポビッチ選手は無駄な筋肉を付けていないからです。
水泳選手にとって、筋肉がないとスクロール時に水の抵抗に負けてしまい、進む距離が短くなってしまいます。
その一方で、筋肉は浮力を得ることができないため、筋肉をつけ過ぎると水中で重りのようになってしまう恐れもあります。
したがって、水泳選手はバランスの取れた筋肉が必要です。
ダビドポポビッチ選手は、水の抵抗を少なくするために、トンボのようになるべく水面ギリギリを泳いでいますが、それには無駄な筋肉がない現在の体型がベストなんです!
ダビドポポビッチ選手自身も筋肉はつけ過ぎないよう気をつけているようです。
筋肉がありすぎると沈んでしまう。
※引用:THE ANSWER
ダビドポポビッチ選手は、体型が細いという水泳選手にとって一見デメリットとも思える要素を強みに変えてしまったんですね!
ダビドポポビッチ(水泳)のプロフィール&経歴まとめ
それでは最後に、ダビドポポビッチ選手のプロフィールや経歴についてご紹介します。
プロフィール
ダビドポポビッチ選手のプロフィールをご紹介します。
名前 | ダビド・ポポビッチ(David Popovici) |
国籍 | ルーマニア |
生年月日 | 2004年9月15日(18歳) |
身長 | 190cm |
体重 | 80kg |
泳法 | 自由形 |
Facebook |
David Popovici |
Instagram |
david popovici 🧫(@chlorinedaddy) |
ダビドポポビッチ選手は身長190cmに対して体重が80㎏と公表されています。この数値は標準体型と言えます。
重すぎず、痩せ過ぎでもない体型です。しかも、18歳ですので、今後まだ身長が伸びる可能性もあります。
今後、どのように体型が変わっていくのか、楽しみですね!
経歴
ダビドポポビッチ選手の競泳競技の経歴をご紹介します。
年 | 大会名 | 経歴 |
2021年 (16歳) |
東京オリンピック | 100m自由形:47秒88 |
100m自由形決勝:48秒04(7位入賞) |
||
200m自由形:1分44秒68 (ルーマニア国内新記録・4位入賞) |
||
2022年 | 世界水泳選手権 | 100m自由形準決勝:47秒13 (歴代9位・世界ジュニア新記録を樹立) |
100m自由形決勝:47秒58(金メダルを獲得) |
||
200m自由形決勝:1分43秒21 (歴代4位・世界ジュニア新記録・金メダル) |
||
ヨーロッパ水泳選手権 | 100m自由形準決勝:46秒98 (歴代4位) |
|
100m自由形決勝:46秒86 (13年ぶりの世界新記録・優勝) |
||
200m自由形:1分42秒97 (歴代4位・世界ジュニア新記録・優勝) 200m自由形で1分42秒台を記録したのは史上3人目の偉業。 |
ダビドポポビッチ選手は16歳から世界を舞台にした大会に出ていたんですね。
そして、東京オリンピックでルーマニアの国内新記録を更新するなど、この3年で素晴らしい記録を更新しています。
記録
ダビドポポビッチ選手の自己ベストの記録は以下になります。
自己ベストが世界記録というのは、本当に素晴らしいですよね。
ダビドポポビッチ選手の自己ベスト
50m自由形 | 22秒16 | - |
100m自由形 | 46秒86 | 世界記録 |
200m自由形 | 1分42秒97 | ルーマニア記録・世界ジュニア記録 |
400m自由形 | 3分47秒48 | - |
ダビドポポビッチは高速水着着用選手の記録を超えた!
2022年世界水泳選手権にダビドポポビッチ選手が出場し、100m自由形で46秒86のタイムを出しました。
この記録は、高速水着を着用したセザール・シエロ選手の46秒91を上回る記録となり話題になりました!
高速水着は普通の水着と比べて水分を含みにくいため軽く、水の抵抗が低くなる加工をしているため
ダビドポポビッチ選手は高速水着に頼らず、体型・体の使い方・泳ぎ方によって水の抵抗を低くし速く泳いでいるんですね♪
まとめ ダビドポポビッチ選手の泳ぎ方に注目して応援しよう!
いかがでしたか?
今回はダビドポポビッチ選手の体型が細いのに速い理由やプロフィールなどをご紹介しました。
ビドポポビッチ選手の体型が細いのに速い理由は
- 身長が高い
- 体型が細い
- しなやかで力強い体の使い方
- 泳ぐ位置
- 泳ぎ方が天才的
ぜひ、この特徴を踏まえてダビドポポビッチ選手の泳ぎを観戦し、応援しましょう!
以下の記事で、世界水泳福岡2023について詳しくご紹介していますので、ご覧ください。
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